転らぶ (なー。ひー。交換小説)

なな。と、ひひ。の二人で作っていく世界です。

薄い青色のそれ。

 

 ふわふわと浮かんでいる。

 目の錯覚かと思った。

 ふわふわと浮かんで近づいてくる。

 異世界ならこういうこともあるのかなと思った。

「その声は昨日聞いた声かな」

 ヒロは冷めた口調で聞く。

「そうなのらー。昨日は飛び降りるかと思ったのらー」

 淡い青色の生物、生物と言っていいのかわからないが、それはヒロのそばに来て空中で止まった。

「飛び降りてもいいんだけどね」

 小さく笑った。そういう時のヒロは、冷たいような、優しいような、悲しいような、何とも言えない表情をする。

「飛び降りたら、会えないけどいいのら?」

 おそらく、くらげなのだろう。くらげをぬいぐるみにした感じ? いや、ドラ〇エのホ〇ミンに似ている? そうでもないか。。。

 ヒロは、それを見ながら、色々と考える。考え込むと他には何も入ってこない。

「いいのら?」

 それは、確認するように言う。

「ん?」

 ヒロは、現実に戻ってくる。

「なにが?」

 

 

ひ。